北欧のヴィンテージブックデザイン
詩集・小説編
北欧の古い詩集や小説は、まさに「飾っておきなくなるような」カバーデザインのものがたくさんあります。
ラミネートのような加工がされていない風合いのある用紙を使用しているものがほとんどで、
その点でもデザインが引き立ち、質感ある表紙になっていると感じます。
左上より
1951年 デンマークの小説 Det Land Utopien《 国の理想郷 》
ブックデザイン、木版画を手掛けたのは
デンマークのグラフィックアーチスト Jane Muus
1961年 スウェーデンの詩集 Modern Tjecko Slovakisk Lyrik《 現代のチェコスロバキアの詩 》
カバーデザインはスウェーデンのグラフィックアーチストで画家の Svenolov Ehrén
数多くのブックデザインや切手のデザインなどもしていたそうです
1946年 デンマークの舞台本 Silkeborg《 シルケボー 》
1946年3月1日、コペンハーゲン新劇場で初演をはたした演目の台本ですが、
カバーデザインは舞台のセットデザインを担当した Erik Nordgreen によるもの
1953年 スウェーデンの詩集 Det Gröna Året《 緑の年 》
表紙のイラストはスウェーデンのイラストレーター Ulla Sundin-Wickman
左下より
1953年 スウェーデンの詩集 Pappershjärtat《 紙のハート 》
カバーデザインは Jöran Folcker(詳細不明)
1976年 スウェーデンの小説 Bergmans historier berättade för Carl Larsson i by
《 カールラーションが語ったバーグマンの物語 》(1915年の復刻版)
カバーデザインの木版画を手掛けたのはスウェーデンのアーチスト Artur Sahlén